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訂正区間プリントオプション[1]
訂正区間プリントオプション[2]
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訂正区間プリントオプション[1]

品質の高い印刷物を作るためには、誤植をできる限りゼロに近づけることが必要です。
誤植をなくすために、当社においては写植オペレータはもちろんのこと、業務にかかわるすべての者が、完成品への意識を高く持って、日々注意深く検品しています。

特に書籍などは膨大な文字量があり、挿入・削除・差し替えなどでページの増減・移動があった場合には、いくら注意深く修正していっても間違いを見落とすことがないとも限りません。

そのようなときに役に立ってくれるのが「訂正区間プリントオプション」なのです。

「訂正区間プリントオプション」は(株)写研が開発し、製品化したもので、短い納期で検品時の省力化を図り、ミスを少しでも減らすために同業者だけでなく、関係各社にも大変役に立っているシステムなのです。

オペレーティングによる文字の直しもれ、間違いをなくすために、ソフト面とハード面でそれぞれ検版をサポートしていますので、ここでご紹介いたします。

[1]ソフト面
テキスト編集・校正機GRAFでは現在、画像のマージ・トリミング・拡大縮小・回転機能など、さまざまな機能を拡張搭載していますが、今回紹介する「検版システム」も拡張機能のひとつです。

そのシステムは「訂正した文字のみ別の色で表示する」という、仕組みとしては至極単純なことなのですが、オペレータにとっての効果は絶大です。

初校で組み上げたデータを開き、赤字訂正が入ったゲラを見ながら、オペレータが文字を訂正すると、その部分だけ文字色の表示がディスプレイ上で別の色になるのです(削除にも対応)。

この検版システムは視覚的に非常にわかりやすく、現在どこを修正しているのか、どこまで修正したのか、誤って隣の行の同じ位置にある同じ文字を修正していないかなどをリアルタイムで確認できる点がオペレータに好評を得ています。

[2]ハード面
[1]にあげたセッションを終了し、データを保存するときに、「訂正区間プリント」を選択すると、[1]でオペレータが訂正した部分のみをすべて専用プリンタに出力できます。

これで、オペレータが操作した部分が誰の目にも明らかとなり、検品するときにも、従来、赤字入り初校と再校ゲラをつき合わせて見ていたのが、今回の検版システム導入により、修正した部分のみをプリントアウトした紙(当社内では「検版紙」と呼んでいます)をチェックするだけでよくなります。

さらに、この検版紙は当然のことながら紙ですから、写植会社だけではなく、編集者や印刷会社による検品も可能です。ですから、時間や人の節約ができるだけでなく、編集者・オペレータのスキルアップ、そしてフローの見直しによる最適化を図るためにも役立てることができます。


以上、ご説明してきた「訂正区間プリントオプション」ですが、このシステムをあるMacオペレーティング会社の方に説明したら、「これは便利。ぜひともMacでも同じ機能を開発・搭載してもらえるようにならないだろうか」と評判は上々でした。残念ながらMacintosh上で動くレイアウトソフトやプラグイン、エクステンションにはこのような機能はついていないようです。

次に、ごく簡単な実例イメージを紹介いたします。[→ Next]

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